ディエゴ・デル・モラオ、ギタリスタ.インタビュー
「三年前は今一緒に働いてるアルティスタ達のCD買ってた」
カルロス・サンチェス.ヘレス、2005年1月17日
今現在、フラメンコシーンで非常に人気の高いギタリスタとなったディエゴ・デル・モラオはヘレスで最も大切なトカオール達を生み出してきた一家の一員。最近リリースされたアルバムをチェックすればすぐにこのモライート・チコの息子である若きギタリスタの人気の高さが確認できる。2004年にはホセ・メルセー、ニーニャ・パストーリ、モンセ・コルテス、ラ・タナ、ポティート等とレコーディングし、パコ・デ・ルシア自身とスタジオで働けたということで忘れられない年となったプロとして決定的な一年を後に、ソロ・アルバムのレコーディングに取り掛かろうとしているようだ。

ディエゴ・デル・モラオ
トーケの巨匠を生み出してきた血統の一員である貴方、トカオールとして責任を感じますか?それともラッキーなことなんでしょうか?
俺にとっては全ての面からしてラッキーなことさ。親父‐モライー・チコ‐から学んだ全てはプロとして働く際すばらしい教えになった。家族の誰かと比べられたりしたことはない。いつも俺の苗字は得になったよ。もちろん、責任も感じるけどね。
いつギタリスタになる決意をしたんですか?
俺は幼い頃から弾いてたけど、ギタリスタになる決意をしたのは補助公務員の勉強をした職業学校を卒業した後。ラ・マカニータと何かやり始めたんだ。最初はギターとベースを弾いてた。その頃、親父は俺がギタリスタになって欲しくなかったんだ。フラメンコの世界は本当に難しい世界だって俺に言ってた。だけど、何回かマカニータと公演した後、プロになる決意をしたんだ。違った仕事をしてたら絶対満足してなかっただろうね。親父は俺が他の楽器を弾くか、違った仕事をして欲しかったんだ。だけど、ギタリスタになりたいって決意してからは全ての面で支持してくれた。
初めてギターを弾いたときのこと覚えてますか?
親父がエル・カルボネーロの学校に連れてってくれたんだ。テクニックの基本を学ぶためにね、手の置き方を学ぶために。俺をエル・カルボネーロの前に座らせて、親父がコンクールで勝ち取ったラミーレスのギターでティエントスを弾き始めたんだ。ギターを弾き始めるときは誰もがティエントスから始める。
初めて舞台に上ったのは?
観客を見て初めてその責任と緊張を感じたのはラ・マカニータの伴奏をしたとき。あの日は二回舞台に上ったのを覚えてる。ビソ・デル・アルコルとモロン・デ・ラ・フロンテーラでね。16歳だった。

貴方の親父は貴方にとって何を意味するんでしょうか?
俺のヒーローさ。人間としてもミュージシャンとしてもね。俺にとっては偉大なレフェレンスなんだ。ミュージシャンとして俺が知ってることはほとんど全て彼に学んだよ。俺は昔から彼のようになりたかったんだんだ。多くの人から尊敬され、好かれている人間だからね。彼の側にいれるのは本当にラッキーなこと。彼からは本当にいろいろなことを学ぶよ。それが俺の糧。親父は俺の相談にいつも答えてくれるんだ。
彼以外にも貴方にはマエストロがいるんですか?
俺はいろんなギタリスタが気に入ってる。皆から学んでいかなきゃ。誰もが他人から何かしら学ぶんだ。俺たちギタリスタは常に学び続けてるからね。最初、親父のトーケは簡単に吸収できるからそれが助けになったよ。弾いていく間に、新しいことを探っていくのさ。違った音楽も聴いたりするしね。俺はジャズが大好きなんだ、好奇心を揺さぶられるからね。
ギタリスタは挫折したカンタオールだと言われることがありますが...
俺のケースじゃないね。それは何回も聞いたよ。俺は小さいときからギタリスタさ。カンタオールにもバイラオールにもなりたくない。とってもカンテファンだけどね。俺の世代で昔のカンテを重視してない人は多い。挫折したカンタオールだって言う人は、カマロン以前よりカマロン後の時代を生きたからだよ。
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| 「俺は小さい頃からギタリスタだよ。俺はカンタオルにもバイラオールにもなりたくない」 |
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良い時期に生きることになったのではないですか?
そうだね。今いるギタリスタたちはすごく気に入ってる。今はギターファンが多くてレベルも高いからギターを弾くのがもっと難しいんだけどね。だから競争が激しくなる。非常に特別な人間じゃないとこの世界に自分の地位を築くのは難しいよ。
皆上手いんですか?
時がそれぞれをにふさわしい地位に位置することになる。本当に何か伝えることがあるギタリスタが残るだろうね。レベルの高いギタリスタは多いよ。
成功するにはヘレスから出て行く必要があるんでしょうか?
出て行くっていうより、外からの影響を受けるのが大切なんだ。ここのスタイルはすばらしいけど、音楽的にも人間的にも上達するには外からの影響を受ける必要がある。ヘレスではここのスタイルに嵌ってしまい、外の影響を無視するケースが多い。アルティスタのためになる要素が各地に存在する。エクストレマドゥーラではすばらしいタンゴスを唄うし、アルメリーアのタラントのトーケもとびっきりさ...
各地の影響を受けなければいけないんだ。
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