バイラオール、ホアキン・コルテス.
インタビュー
“舞踊と同様、今のフラメンコはクオリティーが低い”
シルビア・カラド. マドリッド、2004年,8月
“フュージョンをベースに、新しいスタイルを築き上げた先駆者”であるという意識を感じさせるコルドバ出身バイラオール、舞踊作者のホワキン・コルテス、“フラメンコを国際化させるには、ジャンルの混血を探すことが必要”だと言う。この件については良く知っているはずの彼。“ジプシー・パッション”はスペイン産スペクタクル最高の観客数記録を果たし、絶賛の“ライブ”は、同じ道を辿りつつある。並行に、監督、新人アーティストの保護者といったような仕事にも取り組んでいる。最近、ヒターナ・コルテス・コンパニーを結成、“デ・アモル・イ・オディオ”(愛と憎しみについて)で初演する。このプロジェクト、将来バイラオールとして働かなくなったらの事をも考えて取り組み始めたという。“俺はもう引退することを考えなけりゃいけない、若者に道を開ける為にね”。

ホワキン・コルテス |
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ヒターナ・コルテス・コンパニーのプロジェクト監督、プロデューサーとして、どういった目標を目指しているんですか?
ヒターナ・コルテス・コンパニーは国内の若手タレントをプロモートするっていう目的で設立されたんだ。俺には若い世代を促進させる義務があると思う、俺には誰も手を貸してくれなかったからね。目標は、ヒターナ・コルテス・コンパニーが世界的な認識を得て、世界中を駆け回り、コンパニーからスペインを世界に代表する名手を生み出すことだな。
なぜ新人のプロモーターという役割を果たす決意をしたんですか?
さっき言ったように、義務を感じるんだ。俺はもう引退することを考えなけりゃいけない、若者に道を開ける為に。だけど、彼等のアルテを、この舞踊団を通して世界中に披露するチャンスを与えたい。今現在、スペインには世界中を旅して俺たちの国を代表し上演するような舞踊団が無い。神のおかげで、仕事ががこんなにうまく行ってるからこそ、こういったプロジェクトに取り組むことができるのはとっても誇りに思ってるよ。
ヒターナ・コルテスコンパニーのアーティスティックコンセプトについて語ってください。
ローマ、ミラノ、キエフ、モスクア、リスボン、ポルトで披露された、今上演中の作品“デ・アモル・イ・オディオ”は今の世の中のスケッチさ。戦争、飢え、憎しみ、混沌、ストレス、愛なしのセックス...しかし愛はまだ残ってる、消え去ったような状態だけど。この作品も、俺のアーティスティックスタイルで、ジャンルのフュージョン。クラシック、コンテンポラリー、そしてフラメンコ。大規模なミュージカルのようなスーパープロダクションさ、動く画面に映写したり、ダンサーが宙にぶらさがったり...衣装は友達のジョルジョ・アルマーニの作品さ。十年前から俺のショーの衣装の仕立を担当をしてる。
フラメンコはどのような形で姿を表しているんでしょうか?他の表現とはどういった関係にあるんですか?
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| “血に流れてるもんだからフラメンコがべースだけど、俺がプロになる際学んだことはもちろんフラメンコだけじゃない” |
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何年も前からやって来ている様に、スタイルのフュージョンさ。俺はフュージョンをベースに、新しいスタイルを築き上げた先駆者だった。やっぱり血に流れてるもんだからフラメンコがべースだけど、俺がプロになる際学んだことはもちろんフラメンコだけじゃないし、その点、俺のショーにはっきりと表われてる。
他のジャンルはどのようにフラメンコを進化させていると思いますか?
俺はフュージョンにフラメンコを国際化させる方法を見出した。フラメンコの国境を開けて、スペインのアートを、誰も行ったことの無い世界各地に持っていったんだ。そして今現在、舞踊だけじゃなく、音楽もね
現在のバイレフラメンコシーンについてのあなたの評価は?
舞踊と同様、今のフラメンコはクオリティーが低いと思う。あまり良い時期を過ごしていないね。
舞踊世界サーキットで、フラメンコはどのあたりに?
今現在、唯一スペイン以外で知られているものさ。世界的に名声を得てるスペイン舞踊団は他に無いね。
だいぶ長くなった“ライブ”ツアーの感想は?
ツアーは結構きつかったけど、公演したことの無かった国でも満席状態だったりして、不思議だけどまだ終わりが見えないよ。
大トリとして、新しいプロジェクトに取り組んでいるんですか?
新しい舞踊団を監督、プロデュースし終わったばかりで、“デ・アモル・イ・オディオ”をももうかれこれ一年間準備し続けてる...息をさせてくれ!!
今現在は俺のすべての力をこの新しい舞踊団に注いでるけど、まだ“ライブ”のツアー中だし、9月にはニューヨークでの発表もあるんだ。正直言って今のところ時間ないよ。
最後に、アントニオ・ガデスについて一言おねがいします。あなたや、あなたと同じ世代のバイラオール達にとって、彼はどのような影響を与えましたか?
他のバイラオールにはどうか分からないけど、俺にとって彼の死はとっても悲しい出来事だった。スペインにとって、大きな欠乏だと思う。フラメンコを舞台芸術へもっていった唯一の人間さ。誰よりもよく働く闘士だった、偉大なアーティストを失うことになったよ。新しい世代に偉大なレガシーを残していったと思う。俺にとって、彼の最も象徴的で完璧な作品は“ボダス・デ・サングレ”だね。
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