ホルへ・パルド
バイオグラフィー、ディスコグラフィア、Real Audioと読者からのコメント

 
大と小の間に面白い関係がインターネットで生まれると思う。フラメンコにとっては、他の芸術と比べて得になるだろうと思うね。


ホルへ・パルドの新曲がwww.flamencodigital.comからダウンロード可能

ホルへ・パルド、フラメンコミュージシャン.インタビュー

「インターネットは芸術普及のために役立つ機関として
誰もが賞賛しなければいけないと思う」

シルビア・カラード.マドリッド、2005年8月

ホルへ・パルド、フラメンコ普及の為に新しい道を歩み始める。彼のフルートから生まれる音楽がFlamencodigital.com.の幕を開けることになった。ホルへ・パルドとFlamenco-world.comのコラボレーションで実現したこのプロジェクトは、金銭的に安上がりで、アーティストの創作にダイレクトに触れ合い、さらに自由な形で音楽を楽しむというアイデアを実現するために生まれたものである。ホルへ・パルド、レコード産業に関わっている国家施設や私有施設の支持が得られれば、このプロジェクト、フラメンコの成長に欠かせない貢献になると言う。「このアルテに貢献できる人間は多いけど、産業の支持を得ていないアルティスタが多い」と語るホルへは今、同時に、様々なプロジェクトに参加している。チック・コリアのバンド“タッチストーン”とのツアー、カルレス・ベナベンとティノ・ディ・ジェラルドとのトリオの新作リリース、D’3とのレコーディング...そしてサイトからダウンロードするための20テーマの仕上げ。

インターネットを通じて貴方の音楽をリリースすることにしたのは何故ですか?

理由はいくつか有る。まず一つは経済/産業的理由、もう一つは芸術/感情的理由。芸術的な理由は、CDの場合、テーマ数と時間の制限があったり、統一した作品を創らなければいけかったりする...強制的に50分から60分の、数曲で構成された作品にしなければいけない。だけど、一曲づつリリースできるってことになると、作曲の取り組み方が変わってくる。友達のミュージシャンとのジャムセッションなんかでも、一曲か二曲レコーディングして簡単にリリースできたりする。一枚のCDを完成させるための曲創りが必要なくなるからね。

 

ホルへ・パルド
   

もう一つのポイントは、レコーディングしてからファンが聴けるまでの時間。今日レコーディングして、明日聴いてもらえるようになる。マーケティングとかのフィルターを通らなくて済む様になるから...ファンも作品をできたてで楽しめるんだ。そして経済/産業的理由。このプロジェクトの新しさからして、CDの製造/販売の数多くの欠点にまだ陥ってない気がする。今回選んだフォーマット、そしてFlamenco-world.com と Flamencodigital.comとの交渉の結果、産業とアーティストとの間に面白い関係が生まれることになったんだ、産業の下部組織を保つために作品の値段だけをどんどん上げてる金儲けだけに専念する会社を無視してね。

フラメンコにはどういった面でプラスになるんでしょうか?

ファンの受け取り方次第だけど、アルティスタ自身が自分の音楽をうまいこと普及できるようになるぐらいにこういった音楽の普及方法が浸透すれば、とっても面白い結果が得られるだろうね。すでに知られているアルティスタだけではないフラメンコたちがこの音楽に貢献できることは非常に多いけど、問題はこういったアルティスタたちがレコード産業から必要な程度に保護されていないことなんだ。そういった面からすると、限られたサークルでしか知られていないフラメンコたちがそれぞれのアルテを披露できるようになるだろうね。特に若いアルティスタたちのためには最適さ。

この普及方法を浸透させるためには、国家施設や私有施設の支持を得て
インターネットに対するネガティブなイメージをなくす必要があるんでしょうか?

そうだね。もちろん、真面目な話しをするためにはこういった普及方法に対するレコード産業の反応を知ることが必要。まあ、例えば‘iTunes’の成功については知ってるけど。真剣に問題に取り組む必要があったんだと思う、インターネットを貶すんじゃなくてね。泥棒がどこにでもいることは誰もが知ってるけど、インターネットは芸術普及のために役に立つ機関として誰もが賞賛しなければいけないと思うね。

アメリカから最近帰ってきたばかりの貴方ですが、こういった普及方法はジャズの
ミュージシャンたちの間でも使われているんですか?

この方法を使ってるジャズのミュージシャンがいることは知ってるよ。だけど、アメリカは本当に大きな国だから、こういった小規模のプロジェクトは全く必要な反響を得ないんだ。規模の大きさが全く違うからね。だから、一方ではボリュームの大きさのおかげで簡単かもしれないけど、もう一方ではその大衆化のせいで真面目さが足りなくなる感じもする。何か始めた瞬間、すぐに大衆化してしまう。丁度良い感覚はスペインのような国で達成できると思う。いくら少数派の音楽だといっても、ジャズはかなりの人が聴く音楽になってるからね。もちろん、フラメンコの規模はジャズより小さいけど、音楽としてのクオリティーは全くひけをとらない。フラメンコが披露される舞台に関しても同じさ。俺たちの町は俺たちのサイズだけど、同時に、世界中がフラメンコに対して示す興味は大きい。大と小の間に面白い関係がインターネットで生まれると思う。フラメンコにとっては、他の芸術と比べて得になるだろうと思うね。


ホルへ・パルド

貴方がリリースする予定の初のデジタルレパートリーの作曲にはどのように取り掛かったんですか?

リリースするために一作の纏まった作品を仕上げるっていう様な義務がないから、俺が考えたのは、作曲しきっていないテーマに専念すること。違ったアイデアを同時に探って行くことにしたんだ。

インスピレーションに任せるという事ですか?

インスピレーションのリズムは猛烈、だけど、俺の銀行の忠告に従ってたまにはチック・コリアとツアーに行くことにしてるんだ。(笑)

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