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他のジャンルからの影響については?
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モライート・チコ |
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俺はソレアのコンパスで弾いたジャズの音階は使えない。そのジャズの音階のテクニックからフラメンコなメロディーを探すためには使えるけど、なんといってもフラメンコに聴こえるように弾かなければいけないんだ。上手いこと弾いてても、俺にはフラメンコに聴こえない。違った音階や、違った音楽文化のテクニックを使ったり、違ったセンスや違ったアクセントで弾くんだったら…
ニュー・オーレアンズのミュージシャンの方がいいね。200年もそのジャンルの中で生きてる人を罵ることはできない。慎重に、尊敬の念を抱いて取り組まないとね。
スペインには何年も前から存在する英国系の音楽はいい音楽だと思う、その音楽との出会いも良いことさ…
フュージョンじゃなくてね。フュージョンは世界で一番難しいこと、合金のようなものさ、必ずしも上手くいくってわけじゃない。金を鉛と混ぜたらどうなることか…
分量にも非常に気をつけないといけない。俺は“出会い”って言う方が好きだね。デリケートに、慎重に、お互いに邪魔をせず、尊重し合いながらの出会い。ミュージシャンがフラメンコのテクニックやリズムを使うのは問題ないけど、フラメンコについて話してるんだったら、フラメンコを守ってるんだから、フラメンコとして弾いてるんだったら、フラメンコを使ってるんだから、フラメンコを弾こうってだけさ。じゃなかったらフラメンコたちをもっと保護しなきゃ。適当にフラメンコやってるっていう人がいっぱいいるからね。違った名前で呼ばなきゃいけないと思う…
ファメンコ?
貴方の新作はいつのことになるんでしょうか?
意欲は満々さ。何曲か作曲してあるんだけど、スタジオにはまだ入ってないんだ。今回はもうちょっと落ち着いて取り組めれるといいかなって思ってるんだ、急いでないし…
4曲か5曲できたらレコーディング始めるよ。何ヶ月か掛けてゆっくりできあげていくことができるしね。今の状況からして、なんか新しいことやんなきゃいけないだろうね…
今の方が怖いですか?
もちろん、もちろん。まあ、慣れてるけどね。アルバム出したいよ。
今、“モラオ、モラオ”が再リリースされました。時が経った今、この作品についての貴方の印象は?
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| "デジタルのサウンドはあまり好きじゃない。扱いやすいのは確かだけど" |
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あのアルバムはあまり納得いかないんだ。“モラオ・イ・オロ”を再リリースした方が俺は良かったと思うね。アナログでレコーディングされてるから、もっと自然に聴こえるしね。デジタルのサウンドはあまり好きじゃない。扱いやすいのは確かだけど、
納得いかないんだ。俺は昔の物が好きなんだよ。今は、アメリカにいってミックスするけど、あっちではリバーブを昔やってたように、コイルでやってるんだ。大金掛けて結果はこれ。昔のようにミュージシャン全員が同じ部屋に入ってレコーディングするようになってきてるんだ。今は、コンピューター1台で家でアルバムがレコーディングできるような時代になった。スタジオでやらなかったことを家に持ち帰ってゆっくり家で取り組むことさえできる。マドリッドから歌声を送ってきて、ここでギターを入れた後で、またマドリッドに送り返す。すばらしいもんさ、スタジオに行かなくたっていいんだからね。だからこそ今、同じ部屋にこもって一緒に弾いた音楽が、生演奏を聴いてるようにレコーディングできるんだ。俺はその方が好き、まあ、今それが流行になってるよ。流行なんていったり来たりするもんさ、今はやってなかったら、捨てずにしまっておけば、いつかまたはやり始めるよ。デジタルのテクニックで、ミュージシャンたちが弾いてる部屋の雰囲気まで聴こえさせようとしてるぐらいさ。昔のようにしたいんだったら、昔のように弾くべき。
若いミュージシャンたちに自らの音楽をレコーディングするように励ましているようですね、プロダクションまで担当しながらでも…
もちろん。レコード産業は長生きしないよ。多国籍企業を見ればすぐ分かる、売り上げの高いアーチストを見ても分かることさ。ホセは売ったけど、“アイレ”の売り上げじゃない。彼だけじゃない、誰についても言えることなんだ。アルティスタとして認められることが目標じゃないからね、大売り上げが目標だから。将来のことを考えて、アルティスタとしての道を歩んでいくっていうのが目的じゃないんだ。売るか売らないか、それだけだよ。
CDはもう息が短いと思う。しっかりコントロールできる新しいフォーマットで売るか、インターネットで売るか。そうなるだろうと思う。今の状態じゃ先が見えないよ。未公開のテーマ売っても、運がよければ上手くいく、じゃなかったらどうしようもないんだ。スペインは世界でも一番“海賊行為”が盛んな国さ、ファンがレコード産業に対して反発したんだ。銀行なんかと同じさ、100億ユーロの利益のを得るかわりに、70億だけの利益だったら、何千人もの銀行員をクビにするのと同じようにね。メルセーは20万枚売るからレコード会社が興味を持つけど、1万枚売る奴に対しては全く興味を示さないからね。2年で償却できるっていうのに。大半が音楽を専門にしてる人間じゃない、金専を専門にしてる人ばかりだから。
貴方のプロダクション“ムカゾ”の状態は?
何とかやってるけど、金がないと難しい。ヘレスの若いアルティスタ達と何かやりたいね。
ヘレス・プーロではアントニオ・マレーナと彼の初期を再現しましたね。この作品でのコラボレーションの感想は?
舞台に上がったときは感動したけど、リハーサル以上には感じなかった。音を試してるとき、アントニオ・マレーナと俺が一緒に出てるビデオが出てきたんだ。まだ俺たちは幼かった頃のビデオで…
感激したよ。あの年で唄って… 俺のギターまで完璧。今の方が下手かなって思ったぐらいだったよ。スペクタクルのアイデア、コンセプトが気に入ったから参加することにしたんだ。ファンにもすごく気に入ったしね。
そのビデオを今見て、ヘレスのフラメンコシーンはどのように変わったと思いますか?
俺は違った年で観てるけど、14歳、15歳あたりの俺の娘のような子供達は同じようにフラメンコに取り組んでると思う、広場なんかでね。中庭は違った感じだね、少ないし、冷蔵庫開ければ何でもすぐ手に入るから…
話が変わったね。違った遊び方なんだ。皆インターネットで遊んでるよ。もちろんフラメンコは存在し続けてるし、みんなフラメンコ好きだけど、テレビがあるし、他の場所の子供達の生活、遊び方なんかも知ってるから。だけど、音楽はいつもここに健在、昔のようにね。昔は祭りがあるとき、フラメンコは中庭で盛んだった、子供達は道端で唄って遊んでたけどね…
中庭は洗礼式とか、結婚式のためで、子供から大人まで皆が参加してた。子供達は相変わらず頭がいいから、子供でも俺たちがビデオでやってることなんかができるんだ。フラメンコは常に存在し続けるだろうね。昔のような勢いがなくなったのは生活の仕方が変わったからさ、市外区に住むようになったからね。俺の息子も例外じゃない。工業団地はちあんが悪くて危ないから…
子供は動物園の猿みたいに家の鉄格子の後ろに閉じこもってたよ。
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