アグヘータス
バイオグラフィー、ディスコグラフィア、Real Audioと読者からのコメント

 


 



アグヘータス.ヘレスカンての血統.スペシャル

ロス・アグヘータス

カルロス・サンチェス.ヘレス、2004年12月

“ヘレスカンテの血統”シリーズ第2編、フラメンコへ特色のある貢献をしたアグヘータス一家のリポート。このカンタオールの“王家”に属するアルティスタ達はロルカの言葉を使って言う“黒い響き”を持ち、非常に印象的な強い個性が特徴。この独特な一家の起源は19世紀初期にあり、アグヘータス・エル・ビエホが最初にきらめいた人物、現在はアグヘータスが一家を代表するカンタオールとして活躍中、そして、起源に忠実な、鍛冶屋の味を持ち続けるカンテは未来に羽ばたこうとしているのである。


アグヘータス

まず家系を復習。ホセ・マヌエル・マルティン・バルバディージョの研究の結果によると、アグヘタス一家は元々、プエルト・デ・サンタマリーア(カディス)出身。そこで、ディエゴ・デ・ロス・サントスがリカルダ・ボネオ(モネオではない)と結婚し、マヌエル・トーレとの親族関係になる。その後、この夫婦の娘ミカエラは、マヌエル・トーレの父、フアン・トーレの兄弟である、ガブリエル・ソト・モンテーロと結婚することになる。

1845年になり、ディエゴ・デ・ロス・サントス・ボネオが生まれる。フアナ・ナバーロ・モロンとの結婚の結果、トマス・デ・ロス・サントス・ナバロが1880年にヘレスのカジェ・アセブチェに生まれる。一家の最初の人物の誕生である。エル・プエルト出身のマリア・ガジャルド・スアレスと結婚し、二人の子供が彼らの間に生まれる。マヌエル・デ・ロス・サントス・ガジャルド“アグヘータス・エル・ビエホ”とドミンゴ・デ・ロス・サントス・ガジャルド“ルビチ”の2人。“ルビチ”はもう一つのヘレスアルティスタ一家の先駆け。マリア・ガジャルドはこの夫婦に面白い人物を与える。彼女の兄弟のホセ・ガジャルド・スアレス“エル・チャラオ”である。ピラル・ロレト・フェルナンデスと結婚した彼は、“ガルバンソ”一家と“ミヒータス”一家を生むことになる。

マヌエル・デ・ロス・サントス・ガジャルド“アグヘータス・エル・ビエホ”のアルティスタとしてのレフェレンスは記録されている。作家のルイスとラモン・ソレールの“アントニオ・マイレーナ・エン・エル・ムンド・デ・ラ・セギリージャ・イ・ラ・ソレア”によると優れた、フラメンコなカンタオールで、マヌエル・トーレの教えから生まれた響きを遺したとされている。彼のカンタオールとしての奥深さは、彼の地元の最も豊かなスタイルに満ちていたそうだが、出身地のヘレスでは十分に評価されていない。“アグヘータス・エル・ビエホ”はカンテの百科事典だった。カラペイラ、マルーロ、ティオ・ホセ・デ・パウラ、そしてもちろんマヌエル・トーレといったヘレス出身カンタオールの全てのスタイルを集めた。

20世紀初期に一家は生まれ変わる。1908年に生まれたマヌエル・デ・ロス・サントス・ガジャルド、ロタ(カディス)出身のアナ・パストル・モンへと結婚し、その結果、トマサ、フランシスコ、フアン、ディエゴ、ルイス、マヌエルの6人が生まれる。ディエゴ、ルイスとマヌエルは三人ともカンタオール。

フラメンコの世界で一番有名になるのはマヌエル・デ・ロス・サントス・パストル“アグヘータス”。彼自身が言う通り、いつ何処で生まれたかは誰も知らない。「身分証明書を持っていない」と言う。反社会的な性格の悪いヒターノで、ロタ(カディス)の郊外に自分が一人で建てた家に住んでいる。70年代初期に家族の鍛冶屋を止め、マドリッドに出た。そこで、彼の数多くのアルバムの最初の一枚をレコーディング。カルロス・サウラの映画“フラメンコ”、そして特に、ドミニク・アベルの“アグヘータス・カンタオール”で、この奇妙な人物が描かれている。

フランス人監督のドキュメンタリーで、アントニオ・ガルシア“エル・プラテロ”がこの人物のカンテを明確に説明している。「まるでウイスキーのよう、初めて飲む時には渋い感じがするけど、時が経つにつれて理解していくんだ」。マヌエル・デ・ロス・サントス・パストルは鍛冶屋のコンパスをマスターしている、彼のカンテは白熱した鉄の臭いがする。トナー、セギリージャ、ソレアレス。

イ・エス・ベルダー・ケ・ジョ・エ・テニーオ(私は確かに持っていた)
ウナ・ケヒータ・グランデ・コン・ディオス(神に文句を)
ケ・ロ・ケ・ア・ミー・メ・ア・マンダオ(私に与えたものは)
ノ・メ・ロ・メレスコ・ジョ(私に価しない)

エスタン・センタド・エン・ラ・プラスエラ(広場に座っている)
ラ・ロヘリア、ティオ・フラスクエロ(ロヘリアとティオ・フラスクエロ)
イ・パコ・デ・ラ・“マレナ”(パコ・デ・ラ・“マレナ”も)

トゥ・ティエネス・ケベニル・ア・ブスカルメ(貴方は私を迎えに来なければ)
トゥ・バス・ア・ベニル・ア・ブスカルメ(貴方は私を迎えに来る)
デ・ロディジャス・ポル・エル・スエロ(地面に膝を突いて)
ジョランド・ゴタス・デ・サングレ(血涙を流して)

(ソレアの歌詞.“アグヘータス.エル・レイ・デル・カンテ・ヒターノ”)


アグヘータス

ファンダンゴスも彼のお得意。無秩序なカンタオールの彼、しょっちゅう「読み書きできる奴はフラメンコを唄えない」、「一番唄う奴は一番苦労した奴」、などと言っている。マヌエル・モレーノ・フンケーラ“モライート”によると、「驚かせるカンタオール。純粋な野生」だという。絶滅危機にある、地方の特有人物なのである。“アグヘータス”は前世紀の根源カンテを復帰させる。“エン・ラ・ソレアー”、“24キラテス”、“アグヘータス・カンタオール”で明らかにされているスタイル。

家系は続く。ホセファ・ベルムーデス・フェルナンデスとの結婚の結果、マヌエル、アントニオ、ドローレス、アナ、ディエゴが生まれている。アントニオとドローレスはプロとして優秀。2人とも家系のスタイルの継続者である。アントニオ・アグヘータス(ヘレス1966)は“アントニオ・アグヘータ”と“ドス・グリトス・デ・リベルター”、“アシー・ロ・シエント”の3枚のアルバムをリリースしている。ドローレスは“イハ・デル・ドゥエンデ”と“ドローレス”の2枚を市場に発表。この一家、彼女の子供達によって継続されることになりそうだ。カンタオーラの子供、ビルヒニア・アグヘータスはバイレ、そして、彼女の兄弟のアントニオ・アグヘータス・チコは唄い、ギターも弾く。もうすでに歴史に名を遺しているアグヘータス一家、家系を永久化させているのである。

flamencojapan@flamenco-world.com
 

 
Para pertenecer a nuestra cyberpeña flamenca mándanos
tu e-mail y te informaremos de todas la novedades:

 Home | Contacto | Publicidad | Mapa web