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アントニオ・カナーレス、“カルメン・カルメーラ”.スペシャル
“古典は生き様を教えてくれる”
マドリッドのテアトロ・アルベニスにて1月13日から2月13日まで上演される予定
シルビア・カラド.マドリッド、2005年1月12日
繰り返しに陥る危険を無視し、アントニオ・カナーレス、“カルメン”に挑む。評判高い舞台監督ミゲル・ナロスと共に、違ったカルメンを生み出すことに挑戦。結果は明らかに違ったカルメン。セービジャ出身のバイラオールによれば
「このカルメンは情熱的な、ミニマルなカルメン」 だそうだ。舞台に彼と共に登場するのは、それぞれ、セビージャのタバコ売りと闘牛士のエスカミージョを演じるロラ・グレコとディエゴ・ジョリの2人だけ。監督によると、カナーレスが演じるドン・ホセーは「バイラオールとして、ドラマチックさと、人物が経験する剥奪を驚くべき演技で成し遂げている」とのこと。
この作品は「常に生き、常に問題を引き起こす」ことを確信し、「女性の自由、そして女性の幸せを禁じる社会の中でもがいている女の姿」
を重視している。ナロスの観点はカナレースの視点と共に一つになる、なぜならばカナーレスが言うように「俺の姉の死以来、女性に借りがあったから」。このスペクタルで清算されているその借りは、主人公のロラ・グレコによると「スペイン舞踊についてとても現代的な観点を与え、完璧に考えられ表現されている」らしい。
三ヶ月に亘って創作に取り組んだこの作品、ダンサーとバイラオーラの彼女によると「少しづつ、慎重に、繰り返しに陥らないことを気にしながら」構成されていったそうだ。ミゲル・ナロスとは「仕事がとてもスムーズだった、とても教育的で叙述的だから」。アントニオ・カナーレスについては「アバンギャルドと伝統を配分する知識を持つ」だけではなく「彼と一緒に毎晩踊るのは誇りになる、心が引きちぎられるような気持ちになるのはスペイン国立バレー団の盛大な作品に参加したとき以来だから」
アバンギャルドについて、アントニオ・カナーレスは警戒の音を鳴らせない。この作品は「とても古典派、純粋で、上手く踊られてる。さらに、心の中のようなアンドレア・ドドリコの舞台背景、そしてセルジオ・スピネリのライトアップに組み込まれている」そうだ。内容については「舞踊と演劇の全てのボキャブラリー、コンテンポラリー、クラシック、フラメンコ...
の出会いになっている」。音楽も重要。ビゼーの音楽をアレンジしたのはフアン・ビクトル・ジャグエ。ギタリスタのホセ・アントニオ・ロドリゲス、ニニョ・デ・プーラ、セラフィン・アリアサ、フルート奏者のルイス・オルデン、パーカッショニストのペドロ・ビセード、ベーシストのマヌエル・マルビソン、テアトロ・デ・ラ・マエストランサのコーラスと共に、フアン・ビクトルは作品の音楽の作曲にも取り組んでいる。しかし、作品の上演の際はギタリスタのダニエル・メンデス、パーカッショニストのルッキー・ロサーダ、カンタオールのエルミニア・ボルハとホセ・バレンシアだけが出演している。
もちろん観客のリアクションを探している面は大きい。アントニオ・カナーレスが言う通り、「劇場には撫でてもらうために行くだけではない、平手打ちを食らわされにも行くんだ。愛、情熱、自由、叫び、要求、苦痛...」。ロラグレコは付け加える、「そういったセンセーションを伝えるためには14部が最適、興奮が途切れないから」。観客のリアクションについてナロスは「観客は最後に息も足らなくなる」と。アントニオ・カナーレスは「様々なことが起こるから観客は楽しくてしょうがない...
愛が現れたときにやってはいけないことを理解するんだ」とも言っている。
スペクタクルのツアー
サンタンデールのパラシオ・デ・フェスティバレスで2004年5月8日に初演され以来、15万人以上の観客を召集した“カルメン・カルメーラ”は一ヶ月間‐1月13日から2月13日まで‐マドリッドのテアトロ・アルベニスにて上演されることになっている。夏まで、80公演以上がプログラムされており、主にスペイン国内での公演がほとんどだが、日本、ポルトガル、スイスでも発表される予定。大切なのは、古びることのないこの作品を楽しむこと、なぜならば、「古典は生き様を教えてくるから」

flamencojapan@flamenco-world.com
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