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ホセ・ガルバン、初のDVD教材『ラ・ノチェ・フラメンカ』
(フラメンコの夜)でタブラオの世界を再現
クアドロには、バイラオーラのパストーラ・ガルバン、カンタオールのホセ・
アニージョ、ギタリストのエル・ボラも出演
Flamenco-world.com
フランコ独裁時代末期のスペインの経済復興は、開国を促進すると同時に、やがて訪れる観光ブームの発端となった。タブラオは民俗芸術を求めて1950-60年代にやってきた旅行者の要求に応えたが、結果として、観衆の要求に応えたためにその価値を損ねてしまったかつてのカフェ・カンタンテと同じ道を歩むこととなった。しかし同時にタブラオは、フラメンコをプロとして志す者たちの、避けては通れぬ道ともなった。ホセ・ガルバン、セビージャ流派の踊りを擁護する一人である彼も、エル・パティオ・アンダルスやロス.ガジョスといったタブラオ踏んでプロとなった。そうした時代へのオマージュとして、『ソロ・コンパス』シリーズを生み出したセビージャのレコード会社OFSが『タブラオのある一夜』を思い出してDVDを編集した。
バイラオール、イスラエル・ガルバンの父は、このクアドロを構成するメンバーについて説明する。『クアドロの構成員は、当地の最も伝統的なフラメンコを象徴している。演目として基本的なハレオスも含めて。ハレオスのおかげでタブラオの仕事がより空間的になるし、前の踊りの演目とリズムを変えることもできる。ハレオスの中にこそグラシアとか自然さという、フラメンコの素晴らしさが凝縮されている。昔は今みたいな高度なテクニックはなかったものだ』。実際、『ラ・ノチェ・フラメンカ』に登場するバイレの演目と演目の間には、コーラスで歌われるハレオスが登場する。コンパスをきざんだり、フラメンコ風のサイネテス(スペインの庶民を題材にした風俗喜劇)を演じたりもしている。そして、こうした前座に続いて、セビジャーナス、ティエントス、ソレア・ポル・ブレリアス、シギリージャス、アレグリアスやブレリアスなどが演じられている。
マエストロ・ガルバンは作品の中で、娘であるパストーラ・ガルバンを指導している。コルドバのフラメンコ芸術ナショナルコンクールで、マティル・デ・コラル賞を受賞した彼女は、ソロでティエントスとアレグリアスにとりくむ。また、それぞれソロでソレア・ポル・ブレリアスを踊るアナ・ハポンとフアン・アマジャ・エル・ペオンもマエストロ・ガルバンの指導を受けている。その他に、踊り手としてカルメン・レイナ、ソライダ・オルテガとメルセデス、歌い手としてフアン・ホセ・アマドールとホセ・アニージョ、そしてギタリストとしてラファエル・ロドリゲス、ホセ・ケベド・エル・ボラがクアドロに参加している。
カンテス
ビデオには、中で歌われている13演目の歌詞が載せられたブックレットがついてくる。ビデオはまず、ホセ・ガルバンによって、タブラオの歴史やそこでの出来事などの概略が説明される。プロローグに続いてセビジャーナスが踊られ、フラメンコの夜が始まる。このビデオが収録されたOFS のセビージャのスタジオに訪れた『フラメンコの夜』に、ハモンとシェリー酒が絶えることはなかった。
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