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第45回
フェスティバル・デル・カンテ・デ・ラス・ミーナス・デ・ラ・ウニオン2005
“結合の力”
カルロス・サンチェス.ラ・ウニオン(ムルシア)2005年8月
45回目にして今年もラ・ウニオンがフラメンコ震源地となった。チャノ・ロバート、べレン・マジャ、マイテ・マルティン、エストレージャ・モレンテ、エル・トルタ、カプージョ・デ・ヘレス、ディエゴ・カラスコ、トマシート、アルカンヘル、マリア・パヘスといった超一流アルティスタたちの公演と共に五日目のパコ・デ・ルシアのショーをメインとしたのが今年のフェスティバルのプログラム。アルヘシーラスのギタリスタ、毎年同じくレベルの高いフェスティバルの期待に答えるショーでファンを魅了した。さらに今年のフェスティバルのプログラムは、数多くの映画や写真を通じて世界的なフラメンコの普及に貢献した映画監督カルロス・サウラに敬意を示した。
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(写真: José
Albadalejo) |
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ムルシアのラ・ウニオンにあるエスクエラ・デ・イフェル(イフェル学校)が建築した市民市場は今年もフラメンコシーンで今最も優秀な多数のアルティスタたちの公演を待ち構えていた。経験をつんだ若さを魅せるべレン・マジャやアルカンヘルから鬼才パコ・デ・ルシアやヘレスフラメンコを代表するエル・トルタやカプージョ・デ・ヘレスまで、多彩なフラメンコたちが参加。バランスの取れた今年のプログラム、常に現代の傾向を披露した。マイテ・マルティンとべレン・マジャの連係、チャノ・ロバートの面白さと愛嬌、エストレージャ・モレンテの天使のメロディー、ヘレスの気質、アルカンヘルの向上心、パコ・デ・ルシアの威厳...全て、このフェスティバルが他のフェスティバルと一線を画した賞賛を得る理由となっている。エル・トルタが言うように、「ラ・ウニオン・アセ・ラ・フエルサ」(“結合が力になる”と言う意味。ウニオンとはスペイン語で結合と言う意味を持つ為、エル・トルタのこの発言は、フェスティバルが行われる町の名前を使った言葉遊びでもある)
8月5日。マイテ・マルティンとべレン・マジャのスペクタクル“フラメンコ・デ・カマラ”が今年のフェスティバルのプログラムの幕を開けた。世界各地の主なフェスティバルで好評を博してきた親密なムードのこのショーは感情と連係に満ちている。バイレとカンテのほぼ完璧なコンビネーション、べレン・マジャとマイテ・マルティン。最も内心的な感情が表現される近代的アバンギャルドスペクタクル。まずはソレアから。べレン・マジャは進化しつつあるフラメンコを象徴するアルティスタ。計りえないブラセオ。羨ましい腰。限りない表現力で想像もつかない動きを探る。同心の空想力を魅せるアレグリアスはタンゴスの前菜。マイテ・マルティンはカンテの詩を甘い歌声で披露。カンテス・デ・イダ・イブエルタは彼女の歌声にて開花する。ビダリタとグアヒラ。タラントでショーを閉めた。

(写真: José Albadalejo)
カディスのグラシアと愛嬌を魅せたのはチャノ・ロバート。未だに現役で活躍している“タシタ・デ・プラタ”のアルティスタ、そのアルテをスペイン各地で披露し続けている。勿論、彼流に。タンゴス、カンティーニャス、ブレリアスといったフィエスタ系のパロから、つつましいソレアまで、カルタへネーラやブレリアの庇護のもと唄ったタラントなどを辿っていったカンテツアー。様々な影響が聴き分けられる中、にこやかなアルティスタの性格が顕在のカンテを魅せた。二年前に“ランパラ・ミネーラ”を獲得したセビージャ出身カンタオール、マヌエル・クエバスがこの日のプログラムの幕を閉じた。
(写真: José
Albadalejo) |
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8月6日土曜日の夜、エストレージャ・モレンテの登場が待ち遠しい。“カテドラル・デル・カンテ”(カンテの大聖堂)の舞台にはやる気満々で上がったエストレージャ、100%フラメンカの彼女の輝く美しさには誰もが魅了されてしまう。まず一曲目はアレグリアスから。カンテを自分の領土に持っていく。個性たっぷりのパフォーマンス。ミナ(ミナとはスペイン語で鉱山という意味)に入る。曲がりくねった難しい道を歩む。ポル・タランタ。アルフレド・ラゴスのギターが彼女のカンテを常に護衛。彼女の声域に合ったカンタオーラ出身地のカンテで少しづつ調子を上げていく。ポル・グラナイーナス。甘味のある響き。続いてタンゴス/ティエントス。ソロで十分に場内の熱を上げた後は、彼女の家族のメンバーがステージに上がる。叔母、従兄弟、弟のエンリケ・モレンテJrまで登場。スペクタクルの第二部開始。バンベーラの音色に突入する前、ブレリア・ポル・ソレアからブレリアまでの道を辿る。このショーも終わりに近づく。「アンダ・ハレオ、ハレオ」
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