|
“エル・バイレ・フラメンコ”著者マヌエル・サラード.スペシャル
出前バイレ教室
Flamenco-world.com、2004年12月
バイレフラメンコファンは世界中にいるが、このアルテを学ぶ事のできる施設に通うのは簡単ではない。だからこそ、家でバイレを学ぶ為の教則ビデオやDVD、CDなどが大切な役目を果たしている。マヌエル・サラードの新DVD“エル・バイレ・フラメンコ”が、存在する他の教則DVDコレクションに加わることになった。この新DVDは全10巻、パロ(曲種)によって分類されており、DVD+CD(音楽)という形で構成されている。レッスンは、スペイン語、英語、フランス語、日本語で聞く事ができ、様々な観点から分析されている。衣装を着てのバイレ、全身の練習や、足のテクニックなど。初心者/中級者向けのコースとなっている。

“エル・バイレ・フラメンコ”の各巻は生徒が少しづつレッスンを身にしていけるように構成されている。学ぶバイレに馴染んでいく為に、このDVDの主役バイラオーラであるマエストラのカルメン・ロメーロによって披露されるバイレの振付の総体を観賞する事が可能。舞台に出て踊るための衣装でタブラオに上り、カンテとギターの伴奏で1テーマを最初から最後まで踊る。
構造が理解できたら、エクササイズに取り組む。音楽無しで振付が完全に分析される。体の動きをハッキリ見せるために黒い練習衣を着た先生によって、エクササイズが、腕のポジションと姿勢が見分けられるようにした“全身形式”と、地面に設置されたカメラがステップを刻む足の動きを明確に見せる“足形式”の2形式で披露される。各エクササイズの初めには解説があり、練習の名前(独自のフラメンコ名)を教えてくれる。名称の意味は各巻に含まれている、4ヶ国語で書かれた解説ブックにて説明されている。シエレ、エスコビージャ、レマーテ...
テクニックをマスターし始めたら、レベル順に音楽が録音されているCDを使う。
ヘロニモ・セグーラのカンテ、フアン・マリア・レアルのギター、マヌエル・サラードのパルマ、そしてもちろんマエストラのステップで、バイレの音を聞く事ができる。その後、生徒が自らの足音でリズム打ち出すために、振付のパートにしたがい、音楽が部分別にステップの音無しでレコーディングされている。

“パロ”のコンパスをマスターするのが困難なときは、そのパロのコンパスをCDでギターとパルマだけで繰り返し聞く事ができる。振付の音楽はサパテアード無しでも録音されており、最後にはカンテ無しのバージョンも含まれている...
カンテをも練習する事を可能にするために。
DVDとCDをどのように使えば良いかは、解説ブックにて説明されている。この解説ブックには内容の目次、方法論、用語解説、クレジットが詳説されおり、フラメンコの名手同様に、根気強く練習すれば、初心者の生徒は基礎を身につける事ができ、中級者は身につけた知識の復習が可能、さらに、舞台でバイレを披露しているならば、自らのレパートリーを広げることができるはず。
flamencojapan@flamenco-world.com
|