愛・地球博2005
日本のフラメンコに対する熱愛を露わにする
パコ・デ・ルシア、サラ・バラス、トマティート、ヘラルド・ヌーニェス、
エバ・ジェルバブエナなど、大物アルティスタが万博のスペクタクルに参加
シルビア・カラード、2005年4月
愛・地球博2005、フラメンコと日本人ファンとの強い絆をさらに確かなものにする。名古屋東の丘に設置された万博会場、3月25日から9月25日までの間一般公開されているスペイン館ではクオリティーの高いフラメンコスペクタクルが企画されている。ギターにはパコ・デ・ルシア、トマティート、ビセンテ・アミーゴ、ヘラルド・ヌーニェス、カニサーレス;バイレにはサラ・バラス、エバ・ジェルバブエナ、べレン・マジャ;カンテにはカルメン・リナーレス、ディエゴ・エル・シガーラ、マイテ・マルティンという名手ばかりを集めた豪華なプログラムが東京、名古屋、大阪の舞台で5月から9月までの間に披露される。その他にも、スペイン国立バレー団、アンダルシア舞踊団、新スペインバレー団、ガラ・フラメンカ、さらに、小松原庸子舞踊団も参加する予定。

世界各地で、そして特に日本で高い評価を得ているフラメンコは世界で唯一のスペイン文化の貴重な一部であることを自覚しつつ、愛知EXPO2005のスペイン館がプログラムしたフラメンコスペクタクルは、クオリティーの高い、若いアルティスタ達がおなじみのマエストロ達とそれぞれのアルテを分かち合う、伝統的なスタイルとモダンなスタイルが同時に楽しめるプログラムとなっている。
5月のプログラムは7日にEXPO会場内で披露されるサラ・バラスの“スエニョス”が幕を開け、同じ5月の10日には東京インターナショナル・フォーラムでも公演。次の日には、同じ舞台でエバ・ジェルバブエナの“エバ・ア・カル・イ・カント”が披露され、12日は新スペインバレー団の“フラメンコ・ディレクト”が発表される。マイテ・マルティンとべレン・マジャの“フラメンコ・デ・カマラ”は5月の13日に。ガラ・フラメンカ‐カルメン・コルテス、ロシーオ・モリーナ、カルロス・ロドリゲス‐のスペクタクルは14日の土曜日に予定されている。
5月にプログラムされている他のコンサートはEXPOドームで行われる予定。15日日曜日はヘラルド・ヌーニェスの“アンダンド・エル・ティエンポ”。19日木曜日には再びガラ・フラメンカ。21日土曜日はディエゴ・エル・シガーラとチュチョ・バルデスが大ヒット“ラグリマス・ネグラス”を披露。そして最後に、ビセンテ・アミーゴが東京のオルチャード・ホールで新作“ウン・モメント・エン・エル・ソニード”を発表する。
パコ・デ・ルシア
7月のプログラムの見どころは何といってもパコ・デ・ルシアのコンサート。フラメンコ・ギターのマエストロ、20日、22日、26日に東京のアートスペースにて、25日にはEXPOドームで、スペインの週に伴い、公演する予定。日本人フラメンコファンのバイレに対する熱愛にこたえ、日本フラメンコを代表する一人である小松原庸子舞踊団の公演も披露される。その後、8月1日から7日まで開催されるアンダルシア週に伴い、再びフラメンコが愛知に上陸。アンダルシア舞踊団‐現在クリスティーナ・オジョスの監督でアンダルシア・フラメンコ・バレーと呼ばれる‐のスペクタクルが8月の4日に名古屋のアートプレフェクチュアルシアターでの公演を予定している。
ギターから庶民歌集へ
万博最後の月は9月、の1日から5日の間、ギタリスタのトマティートとペペ・ロメーロが王子ホール、東京オペラシティー、EXPOホール、大阪中ノ島公会堂で4日間公演する。バイレは、9月7日に名古屋のアートプレフェクチュアルシアターでスペイン国立バレー団によって披露されることになっている。
スペインクラシックとフラメンコの出会いは、9月9日の文化会館ホールで公演予定の、ジョセ・ポンズの指揮で、東京シティーフィルハーモニックオーケストラ&カルメン・リナーレスが担当する。ハエン出身のカンタオーラはその後、大阪中ノ島公会堂(12日)、東京新宿文化センター(14日から16日まで)、東京墨田トリフォニー(18日)でフェデリコ・ガルシア・ロルカが編集した民衆曲を唄ったリサイタルを披露する。愛・地球博‐1500万人の訪問が期待されている‐のフラメンコプログラムの幕を閉じるのはカニサーレスとホセ・マリア・ガジャルド。フラメンコギターとクラシックギターによる、アメリカやイギリスで披露されてきたヒットリサイタルが大阪中ノ島公会堂と東京墨田トリフォニーで披露される。

さらにこの万博ではフラメンコの影響を受けた音楽のリサイタルをも楽しめる。7月23日、24日に東京のカイクラブ、27日にはスペイン館にて歌手/作曲家のハビエル・ルイバルのコンサート,同じ27日にはスペインヒップホップ、ラ・マラ・ロドリゲスのEXPOドームでの公演が予定されている。一般的にこの博覧会では“スペイン文化”が幅広く紹介されることになっている。ピカソからタピエスの作品の展示、カルロス・ヌーニェス、マストレッタやマルランゴといったようなミュージシャンのリサイタル、ラ・フラ・デルス・バウスの実験的演劇、そして、名作ドン・キホーテの400周年記念を祝う企画もプログラムに含まれている。

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