カマロン・デ・ラ・イスラ、スペイン映画へのインスピレーション
映画監督ハイメ・チャバリ、映画“カマロン”の撮映を一月から開始
Flamenco-world.com, 2004年11月
カマロン・デ・ラ・イスラの人生が映画になる。一方では、映画監督ハイメ・チャバリが映画“カマロン”の撮映を、オスカル・ハエナーダを主人公とし、来る一月から開始、もう一方では、カタラン(カタルーニャ出身)でまだ駆け出しの監督、イサキ・ラクエスタが“ラ・レジェンダ・デル・ティエンポ”という題で、ガディターノ(カディス出身)のカンタオールについてのフィクション・ドキュメンタリーを12月に撮影開始予定。
カマロン・デ・ラ・イスラは作家や研究科の仕事の的となってきた人物であるが、今まで、映画監督の注目の的ではなかった。2005年に向けて、2つの映画企画がサン・フェルナンドのカンタオールの人生、神話、そして、彼の教えを探る。ハイメ・チャバリ(マドリッド、1952)のプロジェクトはドキュメンタリーより規模が大きく、すでに所有権はテレビション・エスパニョーラ(TVE)のものとなっている。撮影開始予定は2005年の1月、神秘的なこのアルティスタの、カディス、マドリッドやアメリカの舞台に上った日々を振り返る。論争を起すであろう映画の主人公はオスカル・ハエナーダ。“エル・アニョ・デル・ディルビオ”(2004)、“ラス・コサス・デル・ケレール”(1989)、“ラス・ビシクレータス・ソン・パラ・ベラーノ”(1984)といったタイトルを生み出してきたチャバリの経歴の中で“カマロン”は一番大規模なプロジェクト。
カマロン・デ・ラ・イスラ
イサキ・ラクエスタ監督(ジローナ、1975)のプロジェクトは、“ラ・レジェンダ・デル・ティエンポ”という、カマロンについてのフィクション・ドキュメンタリー。シジェス・フェスティバルで、映画“カラバンvsカラバン”でデビューを飾ったカタルーニャ出身の彼、カンタオールの人生だけではなく、カマロンと関係する3つのストリーをも語る予定。1992年、カマロンが帰らぬ人となった年に生まれ、声が変わってしまうまでカンタオールになる夢を抱いていた男の子のストリー、カンタオールがわずか15歳にして唄っている映像のリメイク、そして、マエストロに伴奏した人物たちの人生。撮影開始は12月にサンフェルナンドの違った地点で、カマロンの父の鍛冶屋、ペーニャ、街中の通り、広場、食品市場、塩業工場、などで行われる予定。サンフェルナンドでは、アマチュア俳優のキャスティングも行われた。
映画とカマロン
スペイン映画はこのようにして、カマロンの映画への貢献を認識する。カマロンはラモン・フェルナンデス監督のコメディー“カサ・フロラ”(1973)に参加、バイクに乗った状態で、“セレー...
セレニート”を唄った。アントニオ・ガデスとラ・ポラーカが主演した、ロビラ・ベレタ監督の“エル・アモル・ブルホ”(1967)にも出演。カマロン最後の映画出演は、カルロス・サウラの“セビジャーナス”(1992)。サンタ・コロマ・デ・グラメネで亡くなるわずか前の出来事であった。
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