“パ・サベル・デ・フラメンコ”(フラメンコを知る)
コレクション、ギターに専念する

第3巻、カマロンやカルメン・リナーレスといったアルティスタ達のカンテコレクションは
すでにリリースされている

Flamenco-world.com,2005年6月

基本カンテに集中した最初の2巻に続いて、“パ・サベル・デ・フラメンコ”コレクション、今回は、ユニバーサルの膨大なレコーディングを基本に、ギターに集中する。アルバム“パ・サベル・デ・ギターラ”はフラメンコの歴史の中で最も代表的なギタリスタ達によって演奏されたトーケを16曲集めた作品。現代のマエストロ
パコ・デ・ルシア、マノロ・サンルーカル、トマティートの他にも、過去の巨匠、
サビーカス、メルチョール・デ・マルチェーナ、ラモン・モントージャや
ニーニョ・リカルドといったギタリスタのトーケも含まれている。
“パ・サベル・デ・フラメンコ3”も同時にリリースされる。カマロン・デ・ラ・イスラのタンゴス“コモ・エル・アグア”が1曲目、ラストテーマはパコ・デ・ルシアの“ソロ・キェロ・カミナール”という構成のこのアルバムにはカンテ黄金時代の
カンタオール達、ラ・パケーラ・デ・ヘレス、アントニオ・マイレーナ、フォスフォリート、マノロ・カラコル、テレモート・デ・ヘレスといった人物のカンテとともに様々なスタイルのなカンテが集められている。絶対に聴き逃せない一枚。

 
   

「このアルバムに集められているスタイルはフラメンコのすばらしい多彩さを見せることとなっている」。カマロンの最も異端的な作品のタイトル(ラ・レジェンダ・デル・ティエンポ)をサブタイトルとした“パ・サベル・デ・フラメンコ”第1巻の解説ブック(スペイン語と英語)に記載されているこの発言は第3巻をリリースするこのコレクションの要素をまとめている。

“パ・サベル・デ・フラメンコ3”では半世紀に及ぶ間にフラメンコの中で発生していった多様性が明らかにされている。このコレクションではすでにおなじみの様に
カマロンとパコ・デ・ルシアが16テーマの選曲の両脇を固めている。中でも優れているのがマノロ・カラコルのカラコル流ファンダンゴス“デ・ラ・トーレ・デ・ラ・ベラ”、アントニオ・マイレーナのセギリージャス“タント・ジャマール”、ラ・パケーラ・デ・ヘレスのブレリア“ケ・ドロール・デ・マドレ・ミーア”、バンビーノのブレリア“トゥ・ボルベラース”といったところ。

ギターももちろん顕在のこのアルバム、しかし、フラメンコギターファンのためには“パ・サベル・デ・ギターラフラメンカ”がお勧め。ユニバーサルに保管されている数々のレコーディングの中から16曲が選ばれ、パコ・デ・ルシアの“アルマモライマ”が幕を開け、ホセ・マリア・パルドの“アルモラディー”がアルバムを閉めている。マノロ・サンルーカル、トマティート、フアン・アビチュエラ、サビカース、
ニーニョ・ミゲル、ラモン・モントージャ、ニーニョ・リカルド、メルチョル・デ・マルチェーナ... 聴き逃してはいけないテーマの数々を簡単に楽しむことができる。

その他の名曲集

同時に、ユニバーサル、“エル・フラメンコ・エス・ウニベルサル”というタイトルのアルバムを2枚リリースする。保管されていたレコーディングの中からテーマを選択するというかたちでエミーも“コン・ポデリーオ.ヌエストロ・メホール・フラメンコ”、“デスクブレ・エル・フラメンコ”、そしてダブルの“ウン・シグロ・コン・ドゥエンデ”をリリースしている。全てクオリティーの高い選曲で現代の名手たちと過去のマエストロのフラメンコが楽しめる。昔のレコーディングを専門としているのがソニフォークの“グランデス・マエストロス・デル・フラメンコ”コレクション。エル・テナーサス、アントニオ・チャコン、エル・モチュエロ、マヌエル・トーレスといった人物のフラメンコに出会える多彩なコレクションだ。

flamencojapan@flamenco-world.com

 

 
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